1979年のアンドレッティのイタリアGPモデル。ロータス79は有名なマシンですが、これは「1979年モデル」というところがミソですね。
ロータス77は76年、ロータス78は77年という具合に、型番と実際に走った年がずれています。本来なら1979年は「ロータス80」でなければいけないわけです。
もちろんチームロータスもロータス80を投入しています。ですが、これが大失敗でした。
初めて登場したスペインGPでこそアンドレッティが3位に入賞しますが、次のベルギーGPではロータス79に戻しています。その翌戦のモナコGPに再び登場しますが、21周でリタイヤ。皮肉なことにロータス79に乗ったチームメイトのカルロス・ロイテマンは3位に入賞しています。そしてその次のレースであるフランスGPでリタイヤした時点で、ロータス80の使命は終了。アンドレッティもロータス79に戻ります。
今回モデル化されたイタリアGPではアンドレッティは5位に入っています。この年、ロータスはコンストラクターズポイントで4位。この成績を「前年を圧勝したマシンでも4位がやっと」とみるか、「ニューモデルが失敗してあわてて旧車を使ったにもかかわらず4位に入ったのはサスガ」とみるかは微妙なところですね。