2012年8月29日水曜日

タイレル007/O・シュトウパッヒャー/1976年/スパーク



1976年のカナダGPに、シュトウパッヒャーというドライバーが参戦したときのモデルです。カナダGPということはF1 in Japanの2戦前ですね。結果は予選落ち。星野一義のチームがスポーツカーノーズに変更したのは正解だったということでしょうか。

米国のWikipediaによると、シュトウパッヒャーはイタリア、カナダ、アメリカというF1 in Japan前3戦に参戦(笑)しています(Otto Stuppacher)。イタリアがDNS(「did not start」)、カナダとアメリカがDNQ(「did not qualify」)。イタリアGPは予選通過したけど、何かのトラブルで本戦には出走できなかったんですかね。『F1全史 1976-1980』を見るとイタリアGPも「DNQ」になっていますが。

007は、76年の星野一義モデルと77年の高橋国光モデルを持っています。このモデルはオリジナルに近い007が欲しくて購入しました。日本GPモデルは、いろいろカスタマイズされていますからね。これならオリジナルにボディーカラーも似てるし(笑)。

実はワークスも、76年の第4戦のスペインGPまで、タイレル007を使っていたりします。最近の70年代F1ブームに便乗して、どこかが76年の007もモデル化してくれませんかね。スペインGPならシート後方のエアインダクションも低くなっているはずですし。まあ、「76年のタイレルと言ったらP34」というのもわかるんですけど。

2012年8月27日月曜日

スパークのアルファロメオ179を予約

スパークが秋口に発売するというアルファロメオ179をどうしようかで悩んでいました。買うつもりですが、ブランビラとジャコメリの2種類が出るんですよね。

ジャコメリは最も優勝に近づいたUSイーストGPモデル

ブランビラはオランダGPモデル

USイーストGPでのジャコメリの健闘は、ポリスティルのアルファロメオ179のところで書いています。ブランビラのオランダGPの成績は予選22位、本戦はリタイヤ。

ポリスティルはゼッケン22なので(サイドは23だったりしますが)、ゼッケン23のジャコメリを買うほうが正解だなと考えそちらを注文しました。送料込みで6478円でした。ダブって買わないようにここに書いておきます(笑)。

2012年8月19日日曜日

マーチ761B/イアン・シェクター/1977/エーダイ


エーダイのマーチ761Bです。特にドライバーの指定はありませんが、ナンバーとカラーリングからすると、これはイアン・シェクターのマシンですね。

オートスポーツ77年3-15号の表紙(の上半分)がシェクターのマーチ761Bです。


アルゼンチンGPのレースレポートに、簡単なマシン紹介がありました。

「マーチは昨年タイプの古いマシンを持ち込んだが、新顔のふたりのドライバーのために目新しいペイントが施され、新しいスポンサー・ネームがつけられている。」

「マーチ761Bの変更点は、フロント・サスペンションとスタビライザーのレイアウト(ロッキードの新しいツイン・キャリバー・ブレーキを装備するため)である。」

「また、リア・スタビライザーはロータス式のアジャスタブル・システムを採用している。」


ブレーキに関しては、オートスポーツ77年2-15号にこんな記述がありました。マーチ6輪の紹介記事の前半部分です。

「マーチ761は、76年シーズンの終盤にはくわめてコンペティティブなマシンに成長していたが、ふたつの大きな弱点をかかえていた。ひとつは、レース中に左のフロント・タイヤが過熱しやすく、ほかのマシンと比較して、ブレーキの効きが落ちるということだった。」

「77年1月のブラジル・グランプリには、残念ながらマーチの新しい6輪車は出場しないが、その代わり、改造型の761Bが出場するという。このモデルには新しいツイン・キャリバーのブレーキ系、そしてドライバーズ・シートからアジャストできるバリアブル・アンチ・ロールバーが装着されるはずだ。これは、レース序盤の、まだ燃料タンクが満タン状態のとき、左のフロント・タイヤにかかるロードをゆるめて、そのオーバーヒートを防ぐための新しい機構である。このほか、細部に多くの改良が加えられ、全体としてかなりの重量軽減が実現している。」


ただ前年と違い、761Bは「コンペティティブなマシンに成長」はしてくれませんでした。オートスポーツ1977年10-1号のドイツGPのレースレポートに、761Bについてイアン・シェクターのこんな発言が載っています。

「マーチではI.シェクターが1番速く、18位のタイム。プラクティスにはロビン・ハードも姿を見せたが、ヨーロッパでのF-1レースに彼がやってきたのは初めてのことだ。『彼のおかげでセッティングもうまくいった』とイアンは語っており、走るごとにタイムを向上させて、最終セッションでは1分56秒35を出した。しかし、ハードはレース前に帰国してしまい、土曜日の夜に彼が指示したセッティングはめちゃめちゃだった。そのためイアンは『こんなひどい車には来年からもうのらない……』とさえいう始末。」

マーチはこの年かぎりでF1から撤退するので、シェクターの決心は守られることになります。ただシェクター自身も78年はF1のドライバーズシートを獲得できなかったのですが。



2012年8月13日月曜日

ロン・ハワードの新作「ラッシュ」は1976年のラウダvsハントがテーマ

ロン・ハワードの新作映画「ラッシュ」は、1976年のF1シーズンが舞台なんですね。ラウダvsハントを描くそうです。

ハントは「ソー」のクリス・へムズワース。ラウダはダニエル・ブリュール。

ハント役のへムズワース、雰囲気出ていますね。


ただでさえドラマティックな実話なのに加えて、脚本は「フロスト/ニクソン」のピーター・モーガン。これは楽しみ。この写真を見るかぎり、マシンもヘルメットもきちんと再現されています。まあ、当然か。


1976年のF1 in Japanの様子も再現されるのでしょうか。

2012年8月10日金曜日

ウルフWR1/ジョディ・シェクター/1977/ミニチャンプス


ミニチャンプスのウルフWR1は、以前、アルゼンチンGPモデルを紹介したことがありますが、こちらは日本GPモデル。アルゼンチンGPは1977年の初戦(本戦は1月9日)、日本GPは最終戦(10月23日)になります。

2台を並べてはっきりわかる違いはエンジン上のカウルですかね。日本GPにはカウルがついていて、そこに田宮模型のデカールが貼られています。


予選は6位。オートテクニック1977年12月号のレースポートより。

「富士は初めてのウルフWRは貴重なセッティング時間をエンジンとミッションのトラブルで損失,ようやく1分13秒15としたのは内容を考えれば上々の出来であった.」

ちなみにポールポジションはアンドレッティの1分12秒23です。

シェクターはスタートに成功、ハントに続いて一気に2位を獲得します。その後も2位争いを続けます。

「しかし43周目にシェクターは耐えきれない操縦性に業を煮やし,ピットでタイヤとリアウイング調整.ために大きく遅れるがその後俊足ぶりを見せ“1分14秒30”の最速ラップを71周目に樹立する.」

結果は10位。とはいえ初挑戦のこの年、ドライバーズランキングで2位に入ります。コンストラクターズランキング4位。ドライバー1人のチームとしてはかなり優秀な成績ですよね。

2012年8月5日日曜日

スパークのシャドウDN8、パトレーゼモデルが届きました

予約していたスパークの「シャドウDN8」が届きました。

ドライバーはパトレーゼで、1977年の日本GPモデル。送料込みで5290円でした。


並べてみると、以前買ったオーストリアGPのアラン・ジョーンズ・モデルと外観はほとんど違いはありませんね。

今、予約中のロングビーチGPモデルだと、シーズンはじめなので、外観もけっこう違うと思うのですが。